表情差分のAIプロンプト集|喜怒哀楽30表情の指示文と崩れ対策
AIで表情差分を作るプロンプトを30表情分まとめました。眉・目・口の3パーツで書く基本形、喜怒哀楽と驚き・その他の指示文、強弱の付け方、4〜9種の一括生成、別人化や目のサイズ変化など崩れの直し方まで解説。
AIで表情差分を作って「別人になる」「笑顔が全部同じ」となる原因は、ほとんどが「笑顔にして」「怒った顔にして」と感情名だけで指示していることです。表情は眉・目・口の組み合わせで決まるので、パーツごとに書くだけで通り方が変わります。
先に要点です。
- 表情は「眉・目・口」の3パーツで書く:「笑顔」ではなく「眉を下げ、目を細め、口角を上げる」
- 「変えないもの」を必ず書く:書かないと髪型や輪郭まで一緒に変わります
- 強弱を2段階で用意する:同じ「怒り」でも「不機嫌」と「激怒」を分けると使い回しが効きます
この記事では、コピペで使える30表情のプロンプトと、崩れたときの直し方をまとめます。表情差分そのものの設計や枚数の決め方は表情差分とは?作り方と同じキャラに見せるコツをご覧ください。
※2026年10月時点の情報です。プロンプトは日本語で指示できる画像編集AI(nano bananaなど)やcopainterのAIアシスタントを想定しています。
表情プロンプトの基本形
この画像のキャラクターの表情を、次のように変更してください。【眉】【目】【口】【追加要素】。顔の輪郭・髪型・目の大きさと形・服装・配色・画風・向きは一切変更しないでください。
| 要素 | 書き方の例 | 省くと起きること |
|---|---|---|
| 眉 | ハの字に下げる/内側を下げる/持ち上げる | 感情が伝わらない(眉が感情の7割) |
| 目 | 細める/大きく開く/伏せる/半目 | 目の大きさ自体が変わる |
| 口 | 口角を上げる/への字/丸く開ける/歯を見せる | 口だけ元のまま残る |
| 追加要素 | 頬の赤み/汗/涙/縦線/怒りマーク | 表情が弱く見える |
| 変えないもの | 輪郭・髪型・目の大きさと形・服装・配色・画風・向き | 別人になる |
「目の大きさと形」を変えないものに入れるのが最大のコツです。AIは表情を変えるときに目のサイズまで変えがちで、これが「別人感」の正体です。
喜びの表情
| 表情 | プロンプト(【】部分) | 崩れやすい点と追加指示 |
|---|---|---|
| 微笑み | 眉はそのまま、目をわずかに細め、口角を軽く上げる。口は閉じたまま | 笑いすぎる→「口は開けない、控えめに」 |
| 満面の笑み | 眉をハの字に下げ、目を弓なりに閉じ気味にし、口を大きく開けて歯を見せる | 目が消える→「目は細めるが線として残す」 |
| 照れ笑い | 眉をハの字に下げ、目を少しそらし、口角を上げる。頬に赤みを足す | 赤みが強すぎる→「頬の赤みは薄く」 |
| にやり | 片方の眉を上げ、目を細め、口角を片側だけ上げる | 左右が揃ってしまう→「左の口角だけ上げる」 |
| 安堵 | 眉をハの字に下げ、目を閉じ、口を小さく開けて息を吐く | 眠そうに見える→「口元に小さな笑み」 |
| ワクワク | 眉を上げ、目を大きく輝かせ、口を開けて笑う。目にハイライトを増やす | 目のサイズが変わる→「目の大きさは元のまま、ハイライトだけ増やす」 |
怒りの表情
| 表情 | プロンプト | 崩れやすい点と追加指示 |
|---|---|---|
| 不機嫌 | 眉の内側を少し下げ、目は半目、口はへの字。頬を少し膨らませる | 怒りが強すぎる→「眉の角度は控えめに」 |
| 怒り | 眉の内側をはっきり下げ、目を見開き、口をへの字に結ぶ | 目が小さくなる→「目の大きさは変えない」 |
| 激怒 | 眉を強く吊り上げ、目を見開いて瞳を小さく、口を大きく開けて歯を食いしばる。額に怒りマーク | 顔全体が歪む→「輪郭は変えない」 |
| 呆れ | 眉をハの字に下げ、目は半目で横を見る、口は小さくため息の形 | 悲しみと混ざる→「涙は描かない」 |
| 睨む | 眉を下げ、目を細めて正面を鋭く見る、口は閉じて真一文字 | 視線が外れる→「視線はカメラに向ける」 |
| ふてくされ | 眉を下げ、目をそらして半目、口を尖らせる | 照れと混ざる→「頬の赤みは入れない」 |
悲しみの表情
| 表情 | プロンプト | 崩れやすい点と追加指示 |
|---|---|---|
| 困り顔 | 眉を強くハの字に下げ、目は少し潤ませ、口は小さく波線のように | 泣き顔になる→「涙は流さない」 |
| 悲しみ | 眉をハの字に下げ、目を伏せ気味にして潤ませ、口角を下げる | 無表情に見える→「目に涙の溜まりを足す」 |
| 泣き | 眉をハの字に下げ、目を閉じ気味にして涙を流し、口をへの字に開ける | 涙が多すぎる→「涙は頬に一筋」 |
| 号泣 | 眉を強く下げ、目をぎゅっと閉じ、口を大きく開ける。大粒の涙を複数 | 顔が崩れる→「輪郭と髪型は固定」 |
| 落ち込み | 眉を下げ、目を伏せて下を見る、口を閉じる。顔全体をやや下向きに | 向きが変わりすぎる→「顔の角度は少しだけ下げる」 |
| 不安 | 眉をハの字に下げ、目を大きく開いて視線を泳がせる、口を少し開ける。汗を1つ | 驚きと混ざる→「口は小さく」 |
驚き・その他の表情
| 表情 | プロンプト | 崩れやすい点と追加指示 |
|---|---|---|
| 驚き | 眉を高く上げ、目を大きく見開き、口を丸く開ける | 目のサイズが変わる→「見開くが目の輪郭サイズは元のまま」 |
| ぽかん | 眉はそのまま、目を点のように小さく、口を半開きに | 瞳の処理→「瞳を小さい点にし、白目を広く」 |
| ドヤ顔 | 片眉を上げ、目を細めて見下ろすように、口角を片側に上げる。顎を少し上げる | にやりと同じになる→「顎を上げて見下ろす角度を強調」 |
| ウインク | 片目を閉じ、もう片方は普通に開ける、口角を上げる | 両目が閉じる→「右目だけ閉じる」 |
| 真顔 | 眉はまっすぐ、目は普通に開ける、口は閉じて一文字 | 不機嫌に見える→「口角は下げない」 |
| 眠い | 眉を下げ、目を半分閉じて視線をぼんやり、口を少し開ける | 呆れと混ざる→「視線は正面でぼんやり」 |
| 恥ずかしい | 眉を下げ、目を伏せ、口を結ぶ。頬全体を赤く | 照れ笑いになる→「口角は上げない」 |
| 決意 | 眉をまっすぐ下げ、目を見開いて正面を見る、口を強く結ぶ | 怒りになる→「眉は水平に近く、吊り上げない」 |
| 疑い | 片眉を上げ、目を細め、口を少し尖らせる | にやりになる→「口角は上げない」 |
| 怖がる | 眉を上げてハの字、目を見開いて瞳を小さく、口を横に引きつらせる。顔に縦線 | 驚きになる→「口は開けず引きつらせる」 |
| キラキラ目 | 眉を上げ、目を大きく開いて瞳の中に星型のハイライト、口を開けて笑う | 目が肥大化→「目の輪郭は元のまま、ハイライトのみ追加」 |
| ジト目 | 眉を水平に、目を半目にして視線をまっすぐ、口は小さく閉じる | 眠いと混ざる→「視線ははっきり相手を見る」 |
強弱の付け方
同じ感情を「弱・中・強」で作ると、ノベルゲームや漫画で使い回しが効きます。基本形の指示に、次の一文を添えるだけです。
| 強さ | 添える一文 |
|---|---|
| 弱 | 表情の変化は控えめに。口は閉じたまま、眉の角度も小さく |
| 中 | 標準的な強さで。口を少し開ける |
| 強 | 表情を大げさに。口を大きく開け、眉の角度を強く、頬や汗などの記号を足す |
複数の表情をまとめて作る
1枚ずつ作るより、まとめて生成して並べて選ぶほうが速く、キャラの一貫性も保ちやすくなります。
この画像のキャラクターの表情差分を、通常・笑顔・怒り・困り顔の4種類、横一列に並べて作成してください。顔の輪郭・髪型・目の大きさ・服装・画風は4枚とも完全に同一にしてください。
- 4種が基本:喜怒哀楽を一度に出すのが最も安定します
- 9種まで一括も可能:ただし枚数が増えるほど1枚ごとの精度は下がるので、細かい指定をする表情は3〜4種ずつに分けます
- キャラ性を添える:「ツンデレ」「天然」「熱血」などを添えると、同じ「笑顔」でも性格に合った表情になります
崩れたときの直し方
| 症状 | 原因 | 追加指示 |
|---|---|---|
| 別人になる | 輪郭・目の形まで変わっている | 顔の輪郭と目の形・大きさを元画像と完全に一致させてください。表情だけを変えてください。 |
| 目のサイズが変わる | 「見開く」「細める」を拡大縮小と解釈 | 目の輪郭のサイズは変えず、まぶたの開き具合だけを変えてください。 |
| 口だけ元のまま | 口の指示が弱い | 口の形を(具体的な形)に変更してください。他は変更しないでください。 |
| 髪型・服が変わる | 変えないものを書いていない | 髪型と服装を元画像と完全に一致させてください。 |
| 左右非対称になる | 片側指定が両側に効いた、またはその逆 | 左右対称に修正してください(片側だけの場合は「右目のみ」と明記)。 |
| 絵柄が変わる | 画風の固定が弱い | 線の太さ・塗り方・色味を元画像と同じにしてください。 |
共通ルールは症状を1つずつ、「それ以外は変更しない」を添えて直すこと。考え方はAIでイラストを修正・添削する方法と同じです。
元画像の準備で精度が変わる
- 正面か、やや斜めの顔アップ:全身だと顔が小さく、表情の変化が潰れます
- ベースは無表情か微笑:強い表情を元にすると、他の表情へ変えにくくなります
- 前髪で目を隠さない:目が見えないと表情が伝わらず、AIも変えにくい
- 白背景・装飾は最小限:背景や小物が多いと、そちらが変わってしまうことがあります
- 三面図があると安定:横顔の表情も作るなら、先に三面図で顔の設定を固めます(三面図プロンプト)
用途別の仕上げ
- ノベルゲーム・TRPG:透過PNGで書き出し、表情ごとにファイル名を統一(キャラ名_表情_衣装)
- VTuber:表情差分に加えて目パチ・口パク用のパーツ分けが必要です(VTuber・Live2D向けの立ち絵と差分)
- 漫画:コマで使う表情を先に量産しておくと作画が止まりません(AI漫画の作り方)
- 立ち絵全体の設計は立ち絵の作り方へ
copainterで表情差分を作る
イラスト制作サポートツールのcopainterのAIアシスタント機能なら、この記事のプロンプトをそのまま使えます。
- 正面のキャラクター画像を渡し、「喜怒哀楽を出力して」と指示すれば4種類をまとめて生成。「9種類作成して」のように枚数指定もできます
- 「ツンデレ」「熱血」などキャラクター性を指定して、性格に合った表情にできます
- 髪型・輪郭・服装の一貫性を保ったまま表情だけを変えるため、手直しが少なく済みます
- アップロードした画像や生成結果がAI学習に使用されないので、依頼を受けたキャラクターでも安心です
機能の使い方はAIで表情差分を簡単生成!で紹介しています。
>AIイラスト制作サポートcopainter/コペインターを使ってみる<
まとめ
表情差分のプロンプトは、感情名ではなく「眉・目・口」の動きで書き、「目の大きさと形は変えない」を必ず添えるのが肝です。喜・怒・哀・驚の30表情を弱中強で揃え、まとめて生成して選べば、別人化せずに差分が揃います。