年賀状イラストの描き方とアイデア集【2027年・未年】|モチーフ・構図・AI時短
2027年(未年)の年賀状イラストの描き方を解説。日本郵便の新日程(引受開始12/20・元日配達目安12/27)から逆算した制作スケジュール、干支・縁起物・季節色の3層で選ぶモチーフ、羊の描き方、構図と配色、AIでの時短方法まで。
2027年の年賀状は、10月中に描き始めるのが正解です。理由はシンプルで、印刷・宛名・投函まで含めると、絵に使える時間は思ったより短いから。そしてもう1つ、2027年用から投函スケジュールが変わりました——年賀状の引受開始は12月20日、元日に届けるための差出し目安は12月27日です(日本郵便発表)。
この記事のポイントは3つです。
- モチーフは「干支・縁起物・季節色」の3層で組む:各層から1つずつ選ぶだけで、ちゃんと年賀状に見えます
- 未年(ひつじ)は「角」と「もこもこ」で決まる:この2つを押さえれば、デフォルメでも羊に見えます
- 自キャラの晴れ着差分・背景・着彩はAIで時短できる:本命の作画に時間を集中させましょう
※2026年9月時点の情報です。日程は日本郵便の2026年8月31日発表「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」に基づきます。
2027年用年賀状のスケジュール(公式日程から逆算)
まず日程を押さえます。今年は昨年までと日付が変わっているので注意してください。
| 項目 | 日程 | 備考 |
|---|---|---|
| 年賀はがき販売開始 | 2026年11月2日(月) | 2027年1月15日(金)まで販売 |
| 年賀状の引受開始 | 2026年12月20日(日) | 昨年までの12月15日から繰り下げ |
| 元日配達の差出し目安 | 2026年12月27日(日) | 昨年までの12月25日から変更 |
ここから逆算した制作スケジュールの目安です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 10月 | モチーフ決め・ラフ・構図の確定 |
| 11月上旬〜中旬 | 本描き・着彩・文字入れ |
| 11月下旬〜12月上旬 | 印刷(自宅印刷なら試し刷り、印刷サービスなら入稿) |
| 12月中旬 | 宛名書き・一言添え |
| 12月20日〜27日 | 投函(27日が元日配達の目安) |
絵に使えるのは実質10月〜11月中旬の6週間ほど。SNSに載せるだけなら12月でも間に合いますが、紙で出すならこの逆算が効きます。
未年の定番モチーフ(3層で選ぶ)
「何を描けば年賀状らしくなるか」は、要素を3層に分けると迷いません。
| 層 | 定番モチーフ |
|---|---|
| ①干支(羊) | 巻き角の羊/もこもこの子羊/羊の群れ/羊の着ぐるみ・耳カチューシャ(キャラ向け) |
| ②縁起物・お正月 | 松竹梅/初日の出・富士山/鏡餅/だるま/門松・しめ縄/扇/獅子舞/凧・羽子板・コマ |
| ③季節色・和柄 | 紅白/金/朱/松葉色/市松・麻の葉・青海波などの和柄 |
各層から1つずつ、合計3要素で画面を組むのが基本です。「羊+富士山+紅白」「羊耳のキャラ+扇+金」のように、干支を必ず1つ入れると年賀状として成立します。
羊(未)の描き方のコツ
羊は「らしさ」を出すポイントがはっきりしている、描きやすい干支です。
- 体は「雲形の塊」で捉える:もこもこの毛は1本ずつ描かず、雲のような丸いシルエットの連なりで表現します。輪郭を波打たせるだけで質感が出ます
- 顔は細長め、目は横長:顔だけは毛がないので、体との質感差をつけると立体感が出ます
- 角は巻き角:くるんと巻いた角が「羊」の記号です。デフォルメするなら角だけ残せば十分伝わります(角のない種類も多いので、なしでも間違いではありません)
- 脚は細く短く:体の大きさに対して脚を細くすると、もこもこ感が強調されます
- 子羊はとにかく丸く:頭と体を2つの丸で組み、耳を横に出すだけでかわいくなります
迷ったら「角」と「もこもこ」の2点だけ守る。この2つがあれば、人型キャラの耳カチューシャや着ぐるみでも未年の絵になります。
構図の定番パターン3つ
| パターン | 構成 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ①中央ドン | 干支モチーフを中央に大きく、上か下に賀詞 | 1体をしっかり描きたい |
| ②賀詞ワイド | 賀詞を横書きで大きく、下にイラストを横長に | 文字を主役にしたい・時間がない |
| ③キャラ+小物 | 自キャラの晴れ着姿+縁起物の小物、背景は和柄や初日の出 | 自キャラを見せたい |
- はがきは縦長なので、縦構図が基本。横構図にするなら賀詞も横書きに揃えます
- 宛名面ではなく通信面(裏)に描くのが一般的です。文字を入れるスペースを最初から空けておくと後で困りません
年賀状らしい配色
- 紅白+金:最も王道。白地に朱と金の差し色で、少ない色数でも華やぎます
- 若草色×白:羊の柔らかさに合う、春らしい組み合わせ
- 紺×朱:落ち着いた大人向け。金を少し足すと締まります
- 印刷すると画面より彩度が落ちるので、紙で出す前提なら少し強めの色で作っておくと仕上がりが近づきます
文字(賀詞)の入れ方
- 「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」:誰に出しても失礼にならない定番
- 「賀正」「迎春」など2文字の賀詞:略式とされるため、目上の方には避けるのが無難です
- 英語なら「Happy New Year 2027」:頭に「A」を付ける表記は文法的に不自然なので付けません
- 文字はイラストと別レイヤーで入れると、後から位置やフォントを変えられます
自キャラの年賀状は「晴れ着差分」がご馳走
自分のキャラクターで年賀状を作る場合、いちばん喜ばれるのは普段と違う姿です。
- 振袖・袴・羽織などの晴れ着差分
- 羊の耳・角・マフラーなど干支アレンジ
- 初日の出・和柄背景に立たせる背景差し替え
これらは全部「差分づくり」なので、キャラの設計が固まっていればAIで大きく時短できます。表情も新年らしい笑顔に変えるだけで印象が変わります(表情差分の作り方)。
AIで時短する方法
年賀状制作でAIが効くのは、次の4工程です。
| 工程 | AIでできること | 指示の例 |
|---|---|---|
| 案出し | 羊モチーフのラフを複数パターン生成 | 未年の年賀状用に、羊をモチーフにしたイラスト案を縦構図で3パターン作成してください。上部に賀詞を入れる余白を空けてください。 |
| 衣装差分 | 自キャラを振袖・袴姿に | このキャラクターの服装を赤い振袖に変更してください。顔・髪型・体型・画風は変更しないでください。 |
| 背景 | 初日の出・和柄・松竹梅の背景を生成 | 初日の出と富士山の背景を、はがき縦構図・和風の落ち着いた配色で作成してください。人物は入れないでください。 |
| 着彩・仕上げ | 線画への着彩、文字入れ用のレイヤー分け | —(AI着彩ツールやレイヤー分け機能を使用) |
キャラの服装や画風がブレる場合は、先に画風を固定してください(画風・絵柄を指定する方法)。文字入れを後からやりたい場合は、生成画像をレイヤー分けしてPSD化しておくと作業が楽になります。
印刷データを作るときの注意
- サイズと解像度:はがきは100×148mm。印刷は300dpiが目安で、ピクセルにすると約1,181×1,748px。塗り足し(各辺3mm)を含めるなら約1,252×1,819pxで作ります
- AI生成画像は解像度が足りないことがある:小さい画像を無理に拡大すると粗くなるので、高画質化(アップスケール)してから印刷に回します(ブラウザ上で簡単に高画質化)
- 色の変換:印刷サービスによってはRGBのまま入稿できますが、彩度の高い色ほど印刷で沈みます。試し刷りが確実です
- 文字は最後に、別レイヤーで:賀詞や住所の文字はAI生成に含めず、後から入れるほうがきれいに仕上がります
- 権利面の確認:有名キャラクターの二次創作を年賀状にして配る場合や、AI生成物を商品化する場合は注意が必要です(AIイラストの商用利用と著作権)
年賀状制作をcopainterで
イラスト制作サポートツールのcopainterなら、上で挙げた時短工程をまとめて進められます。
- 自キャラの晴れ着差分・表情差分をキャラの一貫性を保ったまま生成
- AI着彩・レイヤー分け・高画質化で、印刷用データづくりまで対応
- キャンバス機能で生成結果をそのまま手直しでき、文字入れ用の余白調整も可能
- アップロードした画像や生成結果がAI学習に使用されないので、オリジナルキャラクターでも安心です
>AIイラスト制作サポートcopainter/コペインターを使ってみる<
まとめ
2027年の年賀状は、引受開始12月20日・元日配達の目安12月27日という新しい日程から逆算して、10月中に描き始めるのがおすすめです。モチーフは「干支・縁起物・季節色」の3層から1つずつ、羊は「角ともこもこ」の2点を押さえれば、それだけで未年の絵になります。
自キャラで出すなら晴れ着差分がいちばん映えます。差分・背景・着彩はAIに任せて、本命の1枚に時間をかけてください。