Enterprise プランに学習機能を追加!| copainter の学習機能の利用方法を解説
学習機能のリリース報告と学習機能の利用方法を解説

イラスト制作をサポートするAIサービス copainter に、待望の新機能 「学習機能」 が追加されました(Enterprise プラン限定)。
この機能により、お客様の保有するキャラクターや画風をAIに学習させ、独自のカスタムモデルを保持することによって、線画や着彩、画像変換などの生成に活用することができます。
学習機能とは?
お客様が保有するキャラクターや絵柄を学習させることで、生成されるイラストを学習済みのキャラクターや画風に寄せることが可能になります。

2つの学習タイプ
学習には2種類のタイプがあります。ご利用の用途に合わせて、専用のモデルを構築していただけます。
- キャラ学習:特定キャラの顔立ち・髪型・衣装・小物などを高精度に再現
- 画風学習:線の強弱・塗り・陰影・彩度など、タッチやレンダリング傾向を継承
導入メリット
- 自社ブランドの一貫性確保:キャラクターや世界観を忠実に再現
- 制作効率の向上:外注コストや修正工数を削減
- スピーディな導入:小規模データでも学習でき、短期間で運用開始可能
解決できる課題の例
- 漫画の制作には締切があるため、漫画のクオリティを上げるための時間が不足している(→ 学習機能を使うことで自分の絵柄で線画を出力できるため時間の短縮になる)。
- アニメの制作で原画マンごとの手癖が揃わずキャラデザにバラツキがでてしまう。同時に、原画マンをチェックする作画監督が不足しているため、作画監督の修正待ちになることがある(→作画監督の画風を学習させることによって、原画マンの画風を同じタッチに統一することができるため、原画マンのバラツキを揃えると同時に、作画監督の工数を減らすことができる)。
- キャラゲーで案件や作業者ごとにキャラデザインがブレてしまう(→過去に制作したイラストを学習させることで、同じキャラのタッチを再現して制作の効率化を図るとともに、デザインのブレを防ぐことができる)。
こうした課題を、ブラウザ上で簡単に学習できるcopainter の学習機能が解決します。
学習の流れ
(1) 学習させたい画像(自社キャラ、ブランド素材など)をアップロード
学習を成功させるにはどのような画像を用意するのかが極めて重要です。学習素材に関するコツはこちらの記事に記載しているので、学習する前にご一読をオススメします。

(2) 権利関係を確認後、「学習を開始」ボタンをクリック
学習に利用して良いのは自社で権利を保有する、もしくは権利保有者から学習の許諾を得ているイラストだけになります。

(3) AIが自動で学習を実行
学習は、混み合っていなければ3時間程度、サーバーが混み合っている場合は最長3日程度かかる場合があります。

(4) 学習完了後、copainter上でカスタムモデルが利用可能に
線画AI、着彩AI、画像変換AIでカスタムモデルの利用が可能になります。学習完了後にカスタムモデルの選択ができるようになっているかご確認ください。なお、現在のところ上記3つのAIのみ対応となっております。

必要なのは画像データだけ!GPU環境や専門知識は不要です。
活用事例
- ゲーム開発会社:自社キャラを学習させ、マーケティング素材制作を効率化
- アニメ会社:作画担当者の絵柄を学習し、作画コストを削減
- デザイン会社:ブランド要素を学習させ、提案資料の質を向上
法人での実績
copainter は、漫画・Webtoon・ゲーム・アニメ制作など幅広い分野で 100社以上の法人 にご利用いただいています。
既に提供を開始している学習サポートプランでも高い評価をいただいており、継続率は90%以上を誇ります。
よくある質問(FAQ)
Q. どのくらいのデータが必要ですか?
A. キャラクターなら10枚程度、画風なら20枚程度で安定します。
Q. GPUは必要ですか?
A. 不要です。すべてWeb(ブラウザ)上で完結します。
Q. セキュリティは大丈夫ですか?
A. アップロードデータは厳重に管理され、第三者に共有されることはありません。また、アップロードされた画像や生成された画像が学習に利用されることもありません。
Q. Enterpriseプランとは?
A. copainter の法人向け最上位プランです。全AI機能が使い放題で、学習機能も利用可能です。
まとめ
copainter の「学習機能」によって、自社のキャラクターやブランド表現をより正確かつ効率的に再現できるようになりました。
制作の品質とスピードを両立させたい企業様は、ぜひEnterpriseプランの新機能をご活用ください。